Q&Aこころの子育て―誕生から思春期までの48章
最近、友だちに借りて読んでいる本。
まだ全部は読んでいないけど、これは手元に欲しいと思った。
日本の心理学で有名な河合先生。
他の本でもユング心理学の内容は面白いけど、難しさもあってどうも読むペースがゆっくり。
この『こころの子育て』は先生の言葉(関西弁)で書かれているので
スッっと頭に入ってくる。でも何度も読み返したい本。
Q&Aこころの子育て―誕生から思春期までの48章 (朝日文庫)
- 作者: 河合隼雄
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2001/09/01
- メディア: 文庫
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Q&Aなので、どこからでも読めるのもいい。
けれど、そこに答えがあるか。。。というとそれは違う。
ハウツー本にはなっていない。
子育てはハウツー式に示せるものではないし、ハウツー型の子育てによって、不幸になっている子どもが多いと思うからである。
(中略)
子どもの「個性」を大切にしようとする限り、ハウツー式の答えは出てこない。それよりも親が自分の個性を発揮しながらぶつかっていくことの方が大切である。
って、なんだか心強くなって嬉しくなる言葉!
今どきこんな感覚、遠ざかっている親が多いんじゃないかと思う。
色んなことをまるで答えがあるように当てはめていたら、そのピースが少し合わなくなった時に不安になったり、イライラしたりしてしまう。
正しい答えなんてない。
この本で、心が楽になったり日本人としてのそうだったのかー!
など‥、新しい気づきがありました。
まるで、お話を聞いているように気軽に読めるのですが、内容は本当に深く、
子育てに対してだけでない、人間性を知る本です。
なるほどなぁ。。言葉にするとそう言うことだったのかー!と
思うことがたくさん書かれています。
色んな質問がある中で
Q17「サンタクロースはいない」といつ教えたらいいですか。
A.わざわざ教えることはありません。自分で気がつきます。
笑!まさに。その通り。だけど、当たり前のその中に、広がる視点が為になる。
もう細かいことで悩まなくていいと、心がホッと楽になる一冊。
です(裏表紙の紹介文そのまま!)
これを書きながら、誕生日が同じ日と知った!
なんか嬉しくなりました🌟
H.hiroko